
【ニューヨーク共同】米マイクロソフト(MS)は16日、人工知能(AI)を使った対話機能を文書作成ソフト「ワード」や表計算ソフト「エクセル」などに組み込むと発表した。文書の下書きやグラフ、プレゼンテーション資料が簡単に作れるようになる。多くの職場で使われるソフトにAIが組み込まれることで、業務効率化につながる可能性がある。
対話型AI「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIの技術も活用。AIによる対話機能「コパイロット」を「マイクロソフト365」のアプリケーションに取り入れる。メールシステムの「アウトルック」やプレゼン用ソフト「パワーポイント」も含まれる。利用価格は近く公表するとしている。
例えば、エクセルで作成した財務資料について「分析と要約をして」と入力すると、要点をまとめたり、収益に貢献した商品をピックアップしたりしてくれる。パワーポイントでは、文書ファイルを読み込ませるだけで、画像付きのプレゼンテーション資料が自動で作成される。