シビックにオリジナルキャラクターユニットをデザイン。ユピテルが2023年TCRジャパンに参戦

 3月17日、ドライブレコーダーなどの車載機器を展開するユピテルは、2023年のTCRジャパンシリーズに『羽衣6 DOME RACING(ハゴロモシックス・ドームレーシング)』としてフル参戦すると発表した。マシンはFK7型ホンダ・シビック・タイプR TCR、ドライバーは猪爪杏奈が務める。

 1970年に創業したユピテルは、カー用品、バイク用品、ゴルフ・スポーツ用品などの映像技術、マイクロ波、無線通信技術を活用した製品を創造してきた。また、市販メーカーで最も長い歴史を誇るというドライブレコーダー分野においては、テレビなどでCMを目にした人も多いだろう。

 そんなユピテルが2023年のTCRジャパンシリーズにフル参戦することになった。マシンはDOME RACINGが以前より使用しているFK7型ホンダ・シビック・タイプR TCRを使用し、カラーリングはユピテルのコーポレートカラーであるレッドと、キャラクターユニット『羽衣6(ハゴロモシックス)』の3メンバーを大きくレイアウトした“痛車仕様”となる。

羽衣6 CIVIC TCRのカラーリングイメージ

 なお、羽衣6とは霧島レイ、富士サクラ、葵茶々の3メンバーで構成されたユピテルのオリジナルキャラクターユニットだ。今回、羽衣6はマシンや、レースクイーンのコスチューム、パラソルなど、チームのあらゆるデザインに描かれ、モータースポーツの魅力を発信していくという。

 レッドと羽衣6の世界感が融合したマシンカラーは“停まっていても疾走感のあるデザイン”とされ、左右に入れられる羽衣6メンバーのイラストも、マシン右側はクールな戦闘服姿、左側はキュートな私服姿の左右非対称デザインが施された。

羽衣6 CIVIC TCRのカラーリングイメージ

 そのマシンを駆るのは昨年もDOME RACINGの98号車をドライブし、KYOJO CUPでも活躍する女性ドライバーの猪爪が努める。猪爪は「この度、2年目のフルシーズン参戦機会を与えていただき感謝の気持ちでいっぱいです」と述べ、今季への意気込みを語った。

「パーソナルスポンサーのユピテルとともに自身初の公式レースでシリーズチャンピオンを獲得することが目標です。未熟者ですが、一戦ごとに学びを深め進化したいです。情熱を注いで戦いますので、応援よろしくお願いします」

 また、チーム監督を務める城野賢二も「今シーズンは、羽衣6とユピテルの大きなサポートもいただきますので、期待に沿えるべく、シリーズチャンピオンを目指し、予選も決勝も、速くて、強いクルマを作っていきます」とコメントしている。

 そしてチームをサポートするレースクイーンは叶園ちささんが努め、そのコスチュームはオリジナルキャラクターの富士サクラをイメージしたものになるとのことだ。なおユピテルは、3月26日に開催されるお台場痛車天国2023のユピテルブースにてマシンのお披露目を予定しており、こちらもチェックをお忘れなく。

羽衣6 DOME RACING 2023年TCRジャパンシリーズ チーム体制

カーナンバー:98
車両名:羽衣6 CIVIC TCR
エントラント名:DOME RACING
チーム名:羽衣6 DOME RACING
チーム監督:城野賢二
ドライバー:猪爪杏奈

羽衣6 CIVIC TCRとドライバーの猪爪杏奈
ユピテルオリジナルキャラクターユニット『羽衣6』の霧島レイ、富士サクラ、葵茶々

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