
連合は17日、今春闘での傘下労働組合の賃上げ要求に対するこれまでの回答が、平均で月額1万1844円、賃上げ率は3.8%だったとの中間集計を公表した。前年同期に比べて額は5263円、率は1.66ポイントそれぞれ増加した。
物価上昇を受けた組合員の生活の安定や「人への投資」の必要性などを訴え、粘り強く交渉した結果だと評価。「社会の期待に沿った回答を決断した経営側にも敬意を表する」としている。
今春闘では組合の要求に高水準の回答が相次いでいる。15日には大手企業の集中回答日を迎え、製造業の電機7社と自動車8社の全てが満額回答となった。