
現行の賃金体系の廃止を求める中央競馬の厩務員組合によるストライキ権行使で開催が懸念されていた今週末の中央競馬は、予定通り開催されることが17日、決まった。
厩務員4組合(関東労・全馬労・関西労・美駒労)と日本調教師会(手塚貴久会長)による賃金についての団体交渉は同日も行われ、妥結した全馬労を除く3労組とは決裂。18、19日のストライキが決定したが、調教師や組合非加入者、補充員らで業務に当たることになった。
日本中央競馬会(JRA)の佐野健吉理事は「調教師会は今後、必要に応じて(組合側と)協議すると回答した」と説明した。
18、19日の両日は中山、阪神、中京の3競馬場でG2の2レースを含む重賞4レースなどが予定されている。