「安定した」新ドライバー 稲見萌寧20試合ぶり首位発進

首位タイの好発進(撮影/奥田泰也)

◇国内女子◇Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 初日(17日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6419yd(パー72)

2020-21年シーズン賞金女王の稲見萌寧が昨年7月「楽天スーパーレディース」以来、20試合ぶりの首位発進を決めた。

「パッティングがすごく良かった。その中でもショットがここ最近良くなかったので、きょうはそれがマシだった」

前半に2つ伸ばして折り返すと、後半は8Iで2mにつけた11番から4連続バーディ。14番は156ydから6Iで横1mにつけてスコアを伸ばした。同組のアマ馬場咲希、吉本ひかるとともにノーボギーだったが、「私が一番やばかった」と笑顔で振り返った。

キャロウェイの新ドライバーに好感触だ(撮影/奥田泰也)

新しいドライバーにも好感触だ。今週から2月発売のキャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー(9度)を投入し「安定しているし、ちょっとやさしくなった感じがする」。フェアウェイキープ率は71%(11/14)を記録した。

昨年8月「全米女子アマ」で日本勢37年ぶりの優勝を飾った馬場と初めての同組。飛ばし屋として知られる17歳のプレーに「飛距離がやばい。球質とか振っている感じのスピードも速い。ギャラリー感覚。パッティングも上手。すごかったとしか言えない」と舌を巻いた。

オフからスイング改造に取り組むが、「悩んでいる状態。ちょっとずついろいろ修正したり、新しいことやってみたり。安定はしていないが、探り探りやっている」。残り36ホール、理想とする姿を思い描きながら頂点を目指す。(鹿児島県姶良市/玉木充)

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