広島市現代美術館 改修工事が完了 18日リニューアルオープン

およそ2年にわたって行われた広島市現代美術館の改修工事が完了し、18日にリニューアルオープンします。一足早く内部を取材してきました。

改修工事のため、2020年12月から休館していた広島市現代美術館。世界的建築家・黒川紀章さんによるデザインを継承しながら進められ、エントランスホールの柱など一部は再利用されました。

早速、現れたのは少し変わったコインロッカー…

法野 未佐記者「今回新たに作られたコインロッカー、様々な書体の数字が並んでいます」

広島市内で見つけた数字をそのままロッカー番号としてデザインしました。工事現場で見つかったメモ書きの数字というのもあります。

広島市現代美術館 寺口淳治館長「表現方法が多彩に多様になっているという現実はあります。そういう部分にも対応できるようなことも“バージョンアップ”をやっております」

18日から「Before/After」と題し開かれる特別展。展示室では、照明も一新し光の微妙な調節を行えるようにLEDになりました。

このほかにも、“保存・修復”について考える展示室など45作家の作品約100点が並びます。

広島市現代美術館 寺口淳治館長「作品の前に立ってその作品によって自分自身を見ることになるので、そういう機会を時間を作っていただく場所だと思います」

このほかにもオープンスペースやカフェなどが増設され、新たな美術館としてリニューアルオープンを迎えます。

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