ジビエで地区活性化 須木小児童が発表会

 小林市・須木小(福松東一校長、42人)の5、6年生17人は14日、本年度の「総合的な学習の時間」で取り組んできた須木地区の活性化についての発表会を開いた=写真。市須木庁舎やむらづくり協議会の職員らを前に、児童は農業の後継者や空き家問題への対策、特産品を使った新商品開発などについて提案した。
 7グループに分かれて発表。6年の針山龍馬君(12)と5年の横山星輝君(11)は、有害鳥獣の有効活用としてジビエ料理のブランド化を提言。西米良村の事例を参考に処理施設などが必要とした上で、ジビエの肉まんやギョーザなどの開発を提案し、「有害鳥獣対策に加え経済も活性化する」とした。
 発表後、児童と職員らは実現には何が必要かなどについて意見を交わした。6年の小園虎太郎君(12)は「いろんな指摘をもらい、勉強になった。将来は須木を活性化させる人になりたい」と話していた。

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