<フォーカス>札幌駅南口 新ビル始動 再開発組合設立、24年春着工

再開発ビルのイメージ図(右)。左はJRタワーの高層棟=再開発組合提供

 JR北海道と札幌駅総合開発などグループ3社、札幌市は17日、札幌駅南口の再開発ビル(札幌市中央区北5西1、西2)の建設を進める再開発組合を設立した。地権者5者に加え、朝日生命保険(東京)や映画大手の東宝(同)など7社が参加組合員となり、土地と建物を共同所有する12者の顔ぶれがそろった。建設費高騰という逆風が吹く中、来春にも着工し、2028年度早期の完成を目指す。地上43階建ての新ビルは、30年度末予定の北海道新幹線札幌延伸に向けた交通、観光、ビジネスの新拠点として、にぎわいづくりと地域経済活性化を担う。

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