
現地時間3月16日、スポルティングはヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第2レグでアーセナルと対戦。第1レグは2-2で終わっていたなか、この試合も1-1のドローで延長戦へ。退場者を出しながらもPK戦に持ち込み、優勝候補を打ち破った。
ELでは17-18シーズン以来となるスポルティングのベスト8進出の功労者が、この試合で値千金の同点ゴールを決めたポルトガル代表MFのペドロ・ゴンサウベスだ。
1点ビハインドで迎えた62分、センターライン付近でアーセナルのジョルジーニョからボールを奪うと、GKアーロン・ラムスデイルのポジションを確認すると右足を一閃。ボールは美しい放物線を描きながらゴールに吸い込まれていった。
この約50メートル弾に反応したのがマンチェスター・ユナイテッドのブルーノ・フェルナンデスだ。自身の古巣クラブの後輩で、ポルトガル代表ではチームメイトのゴールに「しかし、なんてシュートだ!」とコメントした。
さらに昨シーズンともにプレーしたパブロ・サラビア(現ウォルバーハンプトン)は、「なんてゴラッソ!」と、代表で同僚のジョアン・カンセロ(現バイエルン)は「わが子の素晴らしいゴール」と祝福のメッセージを送っている。
【動画】「今年のプスカシュ賞候補だ」ポルトガル代表MFがアーセナル戦で決めた50メートル弾
UEFAのEL公式アカウントがインスタグラムに、サポーターの投票で決まる「GOAL OF THE WEEK」候補の1つとしてショートムービーをアップすると多くのファンの声が集まった。
「投票する必要ある?」
「なんてゴールだ」
「信じられない」
「彼のベストゴール」
「今年のプスカシュ賞候補だ」
「あなたの努力の賜物」
「ポルトガルリーグは過小評価されている」
「ラムスデイルのポジショニング……」
「サンキュー、ジョルジーニョ!」
この驚愕のゴールを決めたP・ゴンサウベスは自身のインスタグラムで、「この世界のすべての夢がぼくの中にはある」とポルトガルでもっとも有名な作家のひとりであるフェルナンド・ペソアの詩の一部を引用し、アウェーまで駆け付けてくれた3000人と家で応援してくれたファンに感謝を伝えた。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部