【キーウ共同】ウクライナ東部ドネツク州の親ロ派「ドネツク人民共和国」の幹部は17日、激戦が続く要衝バフムトの6~7割をロシア軍が支配下に置いたと主張した。ロシア国営テレビが伝えた。バフムトにはロシアの正規軍のほか、民間軍事会社ワグネルが戦闘員を投入。猛攻をかけたが、ウクライナ軍が防衛し、膠着が続いている。
英国防省は17日の分析で、バフムト周辺のロシア軍が戦闘力を消耗し、1月以降で最低水準の局地的な攻撃を展開していると指摘した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、最高司令官会議を開き、バフムトなどウクライナ東部の前線での部隊強化に向け協議したと発表した。