企画部長に早稲田氏 長崎県人事異動 女性管理職16.3%

 長崎県は17日、4月1日付の人事異動を発表した。同日付で副知事に就く浦真樹企画部長の後任には早稲田智仁地域振興部長を起用。新設の秘書・広報戦略部長、危機管理部長にはそれぞれ大瀬良潤秘書課長、今冨洋祐人事課長を充てる。管理職に占める女性職員の割合は16.3%(昨年比0.9ポイント増)で過去最高となった。異動規模は昨年より11人多い1225人。
 大石賢吾知事は記者会見で、戦略的な情報発信と危機管理の体制強化を図ったと説明。人口減少対策の部局間調整を担ってきた統轄監のポストは、連携意識が浸透したとして解消した。公約の女性副知事を実現していないことについては「しかるべきタイミングで登用できるよう検討を続けたい」と述べた。
 異動の内訳は部長級11人、次長級24人、課長級179人、課長補佐級323人、係長級533人、一般155人。
 主な部長級は、地域振興部長に小川雅純同部次長兼交通政策課長、県民生活環境部長に大安哲也土木部次長、こども政策局長に浦亮治政策企画課長、新設の危機管理対策監に池田聡危機管理監を起用する。
 新設のながさきPR戦略課長には小川昭博デジタル戦略課長を登用する。
 退職者は柿本敏晶統轄監、貞方学県民生活環境部長ら。


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