不審な電子マネーカード購入…警察に相談を コンビニ従業員に感謝状 長崎・時津署

感謝状を受けた篠原さん=長崎市、セブン―イレブン琴海村松店

 ニセ電話詐欺の被害を未然に防いだとして、時津署は10日、長崎市琴海村松町のセブン-イレブン琴海村松店の従業員、篠原悠子さん(62)に署長感謝状を贈った。
 同署と篠原さんによると先月6日、60代男性が6万円分の電子マネーカードを購入しようと来店。篠原さんが購入理由を尋ねたところ、男性は「パソコンがウイルスに感染し、カードで修理費用を払うよう言われた」と話した。不審に思った篠原さんは詐欺の可能性があると説明し、警察への相談を促した。
 男性は所有するパソコンの画面にウイルス感染を警告する表示が出たため、記載された連絡先に電話し、電子マネーを購入するよう誘導されていた。
 同店で林田克盛署長から感謝状を受け取った篠原さんは「お役に立ててうれしい。今後も怪しいと感じたらお声がけをしたい」と話した。同署は、警告画面が出た場合は表示された電話番号に連絡せず、周囲の人や警察などへの相談を呼びかけている。

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