メキシコがプエルトリコに逆転勝利! 準決勝で侍ジャパンと対戦へ

日本時間3月18日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝がローンデポ・パークで行われ、プールCを1位で通過したメキシコとプールDを2位で通過したプエルトリコが対戦した。故障離脱したエドウィン・ディアスのためにも優勝したいプエルトリコが初回に4点を先制したものの、メキシコがジワジワと点差を詰め、2点ビハインドの7回裏に3点を奪って逆転に成功。そのリードを守り抜き、5対4で接戦を制した。これで侍ジャパンの準決勝の相手はメキシコに決定。パトリック・サンドバルが先発予定のため、大谷翔平との対戦に注目だ。

メキシコがフリオ・ウリアス、プエルトリコがマーカス・ストローマンの先発でスタートした一戦は、初回にプエルトリコが一死1・3塁のチャンスを作り、エマニュエル・リベラの犠飛で先制。ハビアー・バイエズに2ラン、エディ・ロサリオにソロ本塁打が飛び出し、一挙4点を先制した。

4点を追うメキシコは、2回裏にアイザック・パレイデスのソロ本塁打で1点を返し、5回裏一死満塁のチャンスでは今大会不調だったアレックス・バーデューゴがセンターへのタイムリー。これで2点差に詰め寄った。

プエルトリコがなかなか追加点を奪えないなか、メキシコは7回裏に無死満塁の大チャンスを作り、二死後にパレイデスが同点の2点タイムリー。さらに次打者ルイス・ウリアスもタイムリーを放ち、5対4と逆転に成功した。

メキシコは継投でこのリードを死守し、最後はカージナルスでセットアッパーを務めるジオバニー・ガイエゴスを投入して1点差で逃げ切り。5対4でプエルトリコとの接戦を制し、侍ジャパンが待つ準決勝への進出を決めた。

メキシコのベンジー・ギル監督は準決勝に進んだ場合、サンドバルを先発で起用することを公表しており、侍ジャパンはエンゼルスの先発投手として日本でもお馴染みのサウスポーと対戦することになる。2大会連続で準優勝していたプエルトリコは準々決勝敗退となった。

© MLB Advanced Media, LP.