スウェーデン加盟、なお難航 NATO、7月会議が節目

記者会見するトルコのエルドアン大統領(右)とフィンランドのニーニスト大統領=17日、トルコ・アンカラ(AP=共同)

 【ロンドン共同】ロシアのウクライナ侵攻を受けて北大西洋条約機構(NATO)加盟を申請した北欧2国のうち、フィンランドの加盟が先に決まる見通しとなった。承認を留保していたトルコが17日、容認する意向を示した。一方、残るスウェーデンの加盟協議はなおも難航。政治的節目となる7月のNATO首脳会議までに加盟が決まるかどうかが焦点となる。

 加盟には全加盟国の承認が必要。

 トルコのエルドアン大統領はスウェーデンに対し、加盟承認の条件とするテロ対策が不十分だと主張する。スウェーデンのクリステション首相は15日、トルコには、大統領選後の「迅速な批准を望む」と訴えかけていた。

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