女優の門脇麦とＨｉＨｉ Ｊｅｔｓ/ジャニーズJr.の作間龍斗、松本壮史監督が18日、東京・時事通信ホール行われた24日放送スタートの連続ドラマＷ-30『ながたんと青と-いちかの料理帖-』の完成披露試写会に出席した。原作は、月刊漫画雑誌『Ｋｉｓｓ』で連載中の磯谷友紀の同名漫画を実写化。戦後間もない京都を舞台に、年の差夫婦が料亭再建に奮闘する中で絆を育んでいく“グルメラブストーリー”で、門脇が主人公の料理人・桑乃木いち日を、作間がいち日の夫・山口周を演じる。
撮影を振り返った門脇は「京都弁が本当に難しくて、クランクインする１か月くらい前から練習しました。原作のいち日ちゃんは本当に魅力的で、脚本も素晴らしかったんですよ。京都の撮影所のみなさんが本当に温かくて、愛情がはちきれんばかりの現場で大変幸せでした」と振り返った。
いち日の夫を演じた作間は「撮影のときは19歳で、原作通りの年齢でやらせていただけてうれしかったです。料理が本当においしいんですよ。おいしすぎて顔に出そうなところを必死に抑えるのが大変でした。撮影終わりによく居残りして食べてました」と明かした。松本監督は「恋愛を飛ばして結婚するいち日と周の関係性がどうやって変化していくか。そこは説得力を持って画面に映っているので、ぜひ観ていただきたいです。独特で面白いドラマになっていると思います」とアピールした。
門脇の印象を聞かれた作間は「決まったとき『門脇麦さんなんですか！』って感じでビックリしました。ずっとテレビで見ている方なので、最初は身が引き締まる感じはありました。ですけど本読みをするときの部屋に入ってくる速度が尋常じゃなくて、めっちゃ高速で部屋に入ってくるんですよ。すごくフランクな方で優しいので、緊張が解けましたね」と話した。
門脇は「わたしが初めてお会いしたのが本読みのときだったんですよ。見た目がマンガの周すぎて『周じゃん』って言った記憶があります。どっちがモデルかわからない感じでした。最初は口数が少ないのかなと思っていましたが、まあよくしゃべるし、早口だし、よく笑うし 現場のスタッフさん含め、みんなからかわいがられてました。衣装部の方から『ちゃんとごはん食べてるの？』って孫のようにかわいがってました」と話した。
松本監督は「作間くんは機材オタクなので、技術スタッフの隣にいたりして、その部署のおじさんにもかわいがられていましたよ」と振り返った。
15歳離れた年の差婚夫婦役を演じた作間は「環境とか相手によって、年の差なんて関係ないと思いました。実際に劇中でも違和感はなかったと思います。そういうのも素敵だなと思います」と語った。門脇は「今作の面白いところは、恋愛からじゃなくて、ビジネスパートナーから始まって、そこから信頼関係を築いていくんですよ。ふたりの関係性が少しずつ深まっていくので、とても自然でその関係性が素敵です」と語った。
最後に門脇は「京都で、みんなで心を込めて作りました。我々キャスト、スタッフのひとりひとりが真心を込めて撮った作品なので、必ず、温かいものがみなさんに届くと思います。10話まで、是非ゆっくり、美味しく、楽しく、観てください」と話した。松本監督は「見どころのたくさんある素晴らしい原作です。ふたりの関係性や、作間くんの変わっていく顔つきとか、１話と10話で全然違うと思うので、そこは是非、じっくり、丁寧に見て欲しいなって思います」と語り、最後に作間は「温かくて、美味しそうで、京都のそのままの雰囲気が映像に残っていますので。僕の頑張りと、ふたりの幸せそうな関係性とが、みなさんの生活の癒しの一部になってくれたらと思います。是非、最後まで観てください」とアピールした。
