【北京共同】北朝鮮と同国の最大の貿易相手国である中国との1、2月の貿易額が、2020年1月末に新型コロナウイルス感染症対策で北朝鮮が厳格な国境管理を始める前の水準に回復したことが中国税関総署の18日の発表で分かった。
北朝鮮は「自力更生」を唱え製品や原材料をできる限り国内で生産、調達する方針を強調してきたが、貿易の回復で実態との乖離も進んでいる。ただ輸出入への国家統制を強めており、自由市場で扱われている品は限られているもようだ。
国境を越える人の出入りも依然厳しく絞っており、往来制限を緩和する見通しは不明だ。