雨の中40人以上参加 高田城址公園、一足早く桜観察 エコ・グリーン

 環境市民団体「エコ・グリーン」(鈴木敏男代表)は18日、上越市本城町の高田城址公園で恒例の「春の桜ウォッチング」を実施。雨、気温5度前後の肌寒さの中、参加者40人以上が桜の整備状況や花芽を見て回った。
 毎年、観桜会より一足早く桜を見る機会として企画している。桜観察では環境カウンセラーの青木ユキ子さん(73)が解説。一番早く咲くウスカンザクラや色の濃いベニシダレ、ソメイヨシノから置き換えが進むジンダイアケボノなどについて紹介した他、雪で枝折れが発生しているしだれ桜の現状などを語った。

公園内の桜について解説する青木さん(左)。折れた枝についた花も使い、花芽の詳細などを語った

 開花日の解説を担当した鈴木代表(69)は、桜の開花には2月からの累積気温が330度程度必要なことなどを紹介し、参加者から開花予想日を募集。上越市木田新田から初参加した50代と10代の母娘は「29日ぐらいと予想した。桜について、たくさんのことが知られて楽しかった」と語った。
 桜の開花調査は26日午後1時30分から、同公園忠霊塔前の開花調査木で開花まで毎日同時刻に行う。鈴木代表は「開花までもう少し。今年はコロナ禍の規制もないので、多くの方に桜を楽しんでほしい」と願った。
 同日予定されていた桜の囲いくいへのロープ張り、折れた枝拾いは21日午前9時からに延期された。自由参加。
 エコ・グリーンは高田城址公園の「桜の開花日」予想を募集中。応募は22日(当日消印有効)までに、はがきに開花予想日、住所、名前、電話番号を記入し、上越市安江2―17―9のエコ・グリーン青木ユキ子代表宛てに送る。

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