瀬戸大橋塔頂からの眺望満喫 ツアー開始、期間107日に拡大

 瀬戸大橋の塔頂(海抜175メートル)から眺望を楽しむ「瀬戸大橋スカイツアー」(本州四国連絡高速道路主催)が18日、始まった。4月に開通35周年を迎える今年は開催期間を前年の約1.5倍となる計107日に拡大。初日は岡山県内外の約30人が、橋の造形美や瀬戸内の島々が織りなすパノラマを満喫した。

 瀬戸中央自動車道・与島パーキングエリア(坂出市)に集合した参加者は同社OBらのガイドでJR瀬戸大橋線脇の管理用通路を進み、北備讃瀬戸大橋の主塔を目指した。南北に連なる橋や多島美が眼下に広がる塔頂部では「きれい」「すごい」といった感嘆の声が上がり、スマートフォンで記念撮影する姿が見られた。

 大学生の孫2人と参加した男性(85)=倉敷市=は「瀬戸内海の美しさや自然の偉大さを実感した。立派な構造物を手がけた人の力にも思いをはせた」と話していた。

 ツアーは単発イベントとして1998年にスタートし、2019年に常設化。今年は3~6月、9~11月の木~日曜と祝日に有料で行う。希望者は同社ホームページにリンクする予約サイトから申し込む。

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