相鉄・東急直通線が開業 新設の新横浜駅で始発セレモニー 横浜西部や神奈川県央から都心へアクセス向上

直通線の始発列車に出発合図を送る新横浜駅の相鉄、東急の駅長=18日午前5時10分ごろ、新横浜駅

 相模鉄道(横浜市西区)と東急電鉄(東京都)は18日、直通線の運行を始めた。相鉄線羽沢横浜国大駅から東急線日吉駅までを結ぶ約10キロの路線が開業。県央や横浜市西部から都心へのアクセスが向上する。新設された新横浜駅(横浜市港北区)では、始発電車に合わせて式典を実施。関係者らが見守る中、この日を心待ちにしていた鉄道ファンらを乗せて動き出した。

 2019年11月の相鉄・JR直通線開業に続くもので、西谷─羽沢横浜国大─新横浜間を「相鉄新横浜線」、新横浜─新綱島─日吉間を「東急新横浜線」と名付けた。通勤・通学ラッシュ時は1時間当たり、相鉄新横浜線で最多11本、東急新横浜線で最多16本が運行する。相互乗り入れで所要時間も短縮。従来13分かかっていた日吉─新横浜間は菊名での乗り換えが不要となり、6分となった。

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