ボードゲームで病院経営? 横浜市立大学がユニークなシミュレーション開発 新人研修に活用

横浜市立大学が独自に開発した病院経営シミュレーションに挑戦する職員ら

 横浜市立大学は、付属2病院をモデルにした病院経営人材育成のためのユニークな「病院経営シミュレーション」を開発した。

 教育プログラムなどを手がける創作(東京都)との共同開発。経営の効率化とサービスの質の向上を同時に達成することが求められる中、経営全体を見渡せる事務職員を育てるのが狙いという。

 盤上ゲーム形式で、1グループ3~5人が話し合いながら、さまざまな経営改善アイデアが記載された手元のカードを10回(10年分)選択。カードには長所と短所も盛り込まれていて、選択の結果が、患者満足度や地域医療機関からの信頼度、黒字・赤字などの収益として示されるという。

 主に新人の事務職員研修に活用するが、今後院外で役立ててもらうことも考えるとしている。

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