一流奏者が直接指導 宮崎国際音楽祭 教育プログラム開講

高木綾子さんの指導を受ける宮崎大宮高の吹奏楽部員=18日午後、宮崎市・メディキット県民文化センター

 第28回宮崎国際音楽祭の教育プログラム「第16回ミュージック・アカデミーinみやざき」(県、県立芸術劇場主催)は18日、メディキット県民文化センターで開講した。県内在住の学生や、演奏家を志す若手ら74人が、同音楽祭音楽監督の徳永二男さんら一流の演奏家から直接指導を受ける。
 演奏家を目指す人が受けるマスタークラスと、県内在住者を対象とする宮崎アカデミークラスが設けられている。初日のフルート奏者、高木綾子さんのレッスンでは、宮崎大宮高吹奏楽部のフルートパート8人が4人ずつ2班に分かれ受講した。高木さんは腹から息を吐くことを意識させ「楽器を扱うのでなく合唱している気持ちで演奏して」などと指導。受講した1年、宮田瑠衣さん(16)は「これまで自分のことを主に考えていた。4人が役割を果たしつつ全体で音楽を捉えることが大切だと学んだ」と話していた。

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