メッツ・ニモは両膝と両足首の軽い捻挫 開幕に間に合うかは微妙

日本時間3月19日、メッツはブランドン・ニモとホセ・キンタナについての最新情報を提供した。前日のマーリンズとのオープン戦で右足首を痛めて途中交代したニモは今朝、右足首ではなく右膝の痛みで目を覚ましたという。MRI検査の結果、両膝と両足首の軽い捻挫と診断され、週単位で様子をみていくことになった。レギュラーシーズンの開幕が約2週間後に迫っているが、間に合うかどうかは不透明だ。一方、肋骨の疲労骨折で離脱しているキンタナは修復手術を受け、少なくとも7月まで離脱する見込みとなっている。

メッツのビリー・エプラーGMは、ニモの状態について「すべてが構造的には健全だ」とコメント。「開幕日までまだ少し時間があるから、彼の状態を注視していこうと思う。1週間後には最新情報を得て、具体的な復帰時期が判明するだろう。もっと悪い事態を想定していたから、検査結果については安心している部分もある」とニモが重症でなかったことに安堵の様子も見せた。

ニモはメッツが6対1で勝利したマーリンズ戦の4回裏、一死1・2塁の場面で一塁走者として塁に出ていた。ダニー・メンディックがゲッツー性の打球を打ち、一塁走者のニモは二塁へスライディング。そのときにスパイクが土にひっかかり、ニモは右足を痛めてしまった(メンディックは打撃妨害で出塁)。その後、ニモはグラウンド上に倒れたまま数分間動けず、足を引きずりながらベンチへ。代走ティム・ロカストロが送られ、ニモはそのまま試合から退くことになった。

一方のキンタナは肋骨の修復手術を受け、長期離脱が確定した。保存療法を選ぶ可能性もあったが、キンタナの肋骨には両性の病変が見つかっており、これが手術に踏み切った主な理由だという。エプラーGMはキンタナについて「手術を受けることによって、病変があったエリアをクリアにすることができた」とコメント。「彼は(キャンプ地の)マイアミに戻る予定だ。精神的にも肉体的にも状態はいい。戦列復帰に向けて、少しずつ準備していくことになるだろう」と語った。

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