ファクスで「金利0.95%で融資」 手数料名目に124万円被害 会社経営男性

 諫早署は14日、南島原市内の60代男性が融資への手数料を名目に124万7500円をだまし取られるニセ電話詐欺が発生したと発表した。
 同署によると今年2月末ごろから3月9日にかけ、男性が諫早市内で経営する会社の事務所に「金利0.95%で融資する」としたうそのファクスが届いた。男性が電話すると、融資会社の社員やその上司を名乗る男から「手数料が必要」と言われ、信じた男性は同市内のATMや金融機関の窓口から3回にわたり、計124万7500円を指定口座に振り込み、だまし取られた。4回目を振り込もうとした窓口で「詐欺ではないか」と助言を受け、警察に連絡、発覚した。
 同署は「電話やファクスで融資の勧誘をするのは詐欺を疑ってほしい」などと注意を呼びかけている。

© 株式会社長崎新聞社