沖縄の課題、指標化を OSPが年次フォーラムで活動報告 「がむしゃらに取り組み成果生まれた」

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)を推進する企業・団体のネットワーク「OKINAWA SDGsプロジェクト」(OSP、事務局・琉球新報社、うむさんラボ)は18日、沖縄県那覇市の琉球新報社で本年度活動のまとめとなる「年次フォーラム」を開催した。教育や観光、多様性、地域課題の解決などをテーマに活動報告や意見交換が行われた。OSP参加企業に加えて一般の参加者らも多く来場し、沖縄の社会課題解決への視点について理解を深めた。

 「地域の課題を解決し、未来を創(つく)るために必要な考え方とは?」と題した意見交換では、企業や団体と協力して社会課題解決事業に取り組む一般財団法人「社会変革推進財団」(東京都)の豊田麻里子さん、OSPの事務局を務める「うむさんラボ」の比屋根隆社長、琉球新報社の普久原均社長が登壇した。

 比屋根社長は発足から3年が経過したOSPについて「がむしゃらに取り組み、小さな成果、種が生まれた」と振り返った。活動4年目を迎え「さらに多くの人を巻き込んで、共通の目標が必要。沖縄の課題マップをOSPで作り、どんな課題にフォーカスするか、指標化して共有したい」と見据えた。

(古堅一樹)

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