県庁跡地いすに仕掛け…? 子どもたちのメッセージで愛着持って

県庁跡地の木製いす

 長崎市江戸町の県庁跡地に置いてある木製いすにはちょっとした仕掛けが施されている。いすに付いているQRコードをスマートフォンで読み込むと、かわいらしいメッセージが現れる。
 いすは組み立て式20個。2月に子どもたちがやすりがけや色塗りをして仕上げた。それぞれがいすに命名し、「壊さないで」「おばあちゃん専用」など思い思いの言葉を添えた。
 作った人の“顔”が見え、愛着を持って使い続けてもらうことが狙い。県の担当者は「いすだけでなく、この跡地も子どもたちがずっと大切にしていく場所に育てていければ」と青写真を描く。

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