週半ばから梅雨のような空模様 きょう~あすの日ざしを有効に 雨降っても気温は高い予想

 きょう19日(日)からあす20日(月)にかけては全国的に青空が広がる見込み。ただ、次第に大陸からは前線が近づいて、しばらく日本付近に停滞しそう。週半ばからは雨やくもりで、梅雨のような空模様になる見通しだ。

週半ば以降は雨やくもりで菜種梅雨

 きょう19日(日)からあす20日(月)にかけては高気圧に覆われて、全国的に青空が広がる見込み。春彼岸の期間となるため、墓参りにもちょうどいい陽気となりそうだ。
 ただ、あさって春分の日・21日(火・祝)は大陸から前線が近づく見通し。西日本は天気が下り坂で、22日(水)以降は東日本や東北でもぐずついた天気となる見込み。

 菜の花が咲く今の時季の長雨を「菜種梅雨(なたねづゆ)」と呼ぶことがある。沖縄はあすから、西日本から東北の広い範囲で週半ばから菜種梅雨となりそうだ。きょうからあすにかけての日ざしを有効に使いたい。

雨降っても気温は平年より高い予想

 この先の気温は、最低・最高ともにこの時季としては高い所が多い予想。きょう19日(日)からあす20日(月)にかけて昼間は日ざしが暖かく、特にあすの西~東日本は上着がなくても過ごせそうだ。
 あさって春分の日・21日(火・祝)以降も気温は高く、雨は降っても冷たい雨にはなりにくい見込み。

さくら楽しむなら晴れているうちに

 きょう19日(日)午前には、大阪と静岡で平年より大幅に早くさくらが開花したと発表があった。あす20日(月)にかけても広く晴れて暖かいため、西~東日本ではさくら開花の便りが続々と届きそう。また、14日(火)にさくらが開花した東京では満開間近となる見込み。
 週半ば以降は雨やくもりの日が続くため、さくらが開花した所では、週前半の晴れているうちに楽しんだ方がよさそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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