月曜日にかけて貴重な日差し 今週はさくらに雨 雨風強まる所も

 きょう(日)は全国的に春の日差しが届いている。あす(月)にかけても高気圧に覆われて広い範囲で晴れるものの、今週はこの日差しが貴重となりそうだ。春分の日の火曜日は西日本を中心に天気が下り坂で、水曜日以降は雨の日が続く所が多い見込み。東京などさくらが満開を迎えると雨が続くようになるため、週はじめの日差しを有効に使うとよさそうだ。

あす(月)にかけて貴重な青空

19日(日)昼ごろの広島のソメイヨシノ標本木(撮影=ウェザーマップ)と20日(月)の時系列予報

 きょう(日)は関東や東北も日差しの暖かさが戻り、午後2時半までに、大阪や静岡、宮崎、広島ではさくら開花の発表があった。全国的に早くさくらの季節を迎えているが、今週は雨の日が多くなりそうだ。
 あす(月)にかけては広い範囲で晴れるものの、春分の日の火曜日は、午後になると西日本を中心に雨雲が広がり、関東も午前中はにわか雨の所がある見込み。

週の中ごろから雨の日続く 西~東日本は雨風強まる所も

 水曜日以降は前線や低気圧の影響で、雨の日が続く所が多くなりそうだ。水曜日ごろは西日本や東日本の太平洋側を中心に雨や風が強まる所もある予想。全国的には土曜日にかけて雨が降りやすく、太平洋側を中心に雨の量が多くなるおそれもある。

東京 さくらの見頃に長雨か

東京のさくらの見頃の予想

 また、東京では22日(水)にさくらが満開となる予想だが、関東は翌週にかけても雨の日が多くなる傾向で、さくらの見頃と長雨が重なりそうだ。花に雨の日が多くなるため、青空とともに花を楽しむには週明けの日差しを有効活用したい。

 ただ、雨でも気温は高めとなり、関東から西は20℃前後の日が続く見通し。ただ、土曜日になると、いったん平年並みに戻るため寒暖差には注意が必要だ。

(気象予報士・及川藍)

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