バルセロナとレアル・マドリー「合わせた最悪イレブン」がこれ

このあと午前5時からキックオフされるエル・クラシコ。スペインでは最も大きな試合であり、世界でも注目を集めるビッグイベントだ。

今回は『Mirror』で取り上げられていた「レアル・マドリーとバルセロナの両方から選んだクラシコ最悪イレブン」をご紹介する。

GK:ホセ・マヌエル・ピント(バルセロナ)

国籍:スペイン

バルセロナ所属:2008~2014

2011年4月、近年最も激しかったダービーにおいて、ピントは当時のレアル監督であったジョゼ・モウリーニョ、そしてペペとともに退場した。

しかし、ジョゼとペペは試合の中で活発に動いていた反面、ピントはベンチの上に座っていただけだったのだが…。

右DF:ジュリアン・フォベール(レアル・マドリー)

国籍:フランス

レアル・マドリー所属:2009

彼はレアル・マドリーではプレーしたが、クラシコでは一切起用されなかった。スペインで話題になったのは、ある試合が行われている際にベンチで眠っていたという報道だけだった。

彼がレアル・マドリーに移籍するということこそが不正な行為であったのかもしれないし、我々の大半が想像もしないものであった。

CB:ジョナサン・ウッドゲイト(レアル・マドリー)

国籍:イングランド

レアル・マドリー所属:2004~2007

ミドルズブラ出身のイングランド代表DFは、レアル・マドリーで退場+オウンゴールというあまりにも貴重なデビューを飾った。

そして彼がスペインでプレーしていた間の平凡なプレーは、「成功を収められなかった」と誰もが言うものだろう。

CB:アレックス・ソング(バルセロナ)

国籍:カメルーン

アーセナルでは素晴らしいMFであった。しかしバルセロナではどのポジションでもうまく行かなかった。特にセンターバックでは。

彼はまだ33歳なのだが、2018年からはスイスのシオンでプレーし、解雇されてからはジブチというアフリカ最小の国にあるリーグに移籍。アルタ・ソーラー7というクラブに所属している。

左SB:アドリアーノ・コヘイア(バルセロナ)

国籍:ブラジル

バルセロナ所属:2010~2016

ブラジル人であること、そして多くのメダルを獲得するにあたり、スカッドで貴重なバックアップという役割をこなしていたことは、我々の目を逸らせることを意味しない。

彼は決してあまり良くはなかった。印象深かったセビージャでのプレーの後、バルセロナのレベルで求められる守備の義務という点で。

DMF:パブロ・ガルシア(レアル・マドリー)

国籍:ウルグアイ

レアル・マドリー所属:2005~2006

ウルグアイからやってきたセンターハーフのパブロ・ガルシアは、まさに殺し屋と言った選手だった。良い守備的MFを探していたレアル・マドリーにとっては格好の補強だったようにも見えた。

彼はオサスナで成功を見せたが、世界最高クラスのクラブで許されるような美しさはなかった。マドリーのファンにとっては愛すべき存在ではなかったし、監督から見てもそうだったようだ。

DMF:トーマス・グラヴェセン(レアル・マドリー)

国籍:デンマーク

レアル・マドリー所属:2005~2006

エヴァートンでリー・カーズリーとの素晴らしいコンビを組んでいたグラヴェセン。そのプレーは激しく強烈で、見た目通りとても輝いていた。

しかし、レアル・マドリーではそれで十分ではなかった。クロード・マケレレの穴埋めという難しい役割を期待されてしまったからだ。今ではラスベガスで実業に成功して億万長者になっており、人生では大きな成功を収めているぞ。

AMF:アレクサンデル・フレブ(バルセロナ)

国籍:ベラルーシ

バルセロナ所属:2008~2012

彼のキャリアについて言えば、重大なプレッシャーの中で成功を収めてきた方法については大したものだ。彼がバルセロナに行った時、アーセナルのファンは内蔵を取り出されたかのように悲しんだ。

しかし、すぐにそれは笑いに変わった。1500万ユーロもの資金が投じられたものの、そのキャリアはスペインで急降下した。全く活躍する気配もなく、1年でシュトゥットガルトへと貸し出される。それからは怪我もあって選手としても全く輝きがなくなってしまった…。

AMF:ロイストン・ドレンテ(レアル・マドリー)

国籍:オランダ

レアル・マドリー所属:2007~2012

2007年のU-21欧州選手権で傑出したプレーを見せたドレンテ。その後レアル・マドリーと契約し、スターダムにのし上がったように見えた。それがどうしてこうなったのかはわからない。バルセロナに0-2で敗北した際の彼のミスは、それを凝縮したものになった。このレベルには十分でなかったと。

近年は引退してラッパーに転身したり、突如サッカーに復帰したり、アマチュアでプレーしながら俳優としてドラマに出演したり、破産したり、再びサッカーに復帰したり、スペインの地域リーグに加入したりと自由に生きている。

FW:ジュリオ・バチスタ(レアル・マドリー)

国籍:ブラジル

レアル・マドリー所属:2005~2008

『ビースト』と呼ばれた屈強な男はセビージャでアンストッパブルな存在だったし、いくつかの別のポジションでもプレーできた。しかし、レアル・マドリーではそうはいかなかった。

ローンに出されたり、体重超過があったり。そして、これはまさに典型的なブラジル人の失敗物語である。現在は友人ロナウドが所有するバジャドリーのBチームで監督を務めている。

FW:ハビエル・サビオラ(バルセロナ、レアル・マドリー)

国籍:アルゼンチン

バルセロナ所属:2001~2007

レアル・マドリー所属:2007~2009

『コネホ』はリーベル・プレートから神童としての評価を得てバルセロナに加入した後、レアル・マドリーでのプレーも経験した。両クラブでプレーしながら反感を買わなかった珍しい選手の一人でもある。

とはいえ、バルサでポテンシャルを発揮できず、レアルを含めて欧州を漂流し、そしてリーベル・プレートへと戻っていった。

引退後ははスペインとフランスの間にあるアンドラに居住し、指導者をしながらフットサルの選手としてプレーしつつ、慈善団体などの活動に従事していたが、2021年からはバルセロナのU-19でコーチを務めている。

© 株式会社ファッションニュース通信社