横須賀新みやげ「蜜柑マカロン」お披露目 芥川小説がヒント

記念品を手渡された沖谷さん(右)

 かながわ信用金庫(神奈川県横須賀市小川町)とヨコスカ調理製菓専門学校(同市)が協力して開催した「かなしん横須賀おみやげプロジェクト」のお披露目会が、同市汐入町のヨコスカ・ベイサイド・ポケットで行われた。最優秀に輝いた同校高等課程調理師普通科3年の沖谷芽依李さん(18)に同信金の髙瀨清孝常務から記念品が手渡された。

 同プロジェクトは日本財団(東京都)の「わがまち基金」の助成金を活用して、新たな横須賀みやげを創出するもの。第1弾として昨年7月、横須賀を舞台とした芥川龍之介の小説「蜜柑(みかん)」にちなんだお菓子コンテストを同校で実施した。

 沖谷さんの「『蜜柑』マカロン」は市内の製菓会社の協力で、5月に商品化される。10日のお披露目会で沖谷さんは「小説のイメージを損なわないよう気をつけた。4月から県内の結婚式場でパティシエとして働くので、この経験を生かしたい」と話した。

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