オープン戦24日目 藤浪が5回途中1失点で3勝目 前田は敗戦投手に

日本時間3月20日、メジャーリーグはオープン戦24日目を迎え、アスレチックスの藤浪晋太郎はドジャース戦でオープン戦4度目の先発登板。5つの四球を与えるなど制球に苦しむ場面も見られたが、5回途中まで被安打1、奪三振4、失点1に抑え、チームが6対3で勝利したため、3勝目(0敗、防御率4.26)をマークした。一方、ツインズの前田健太はブレーブス戦で12日ぶりとなる登板。先頭打者アーチを含む2本塁打を浴びて4回5安打5失点で降板し、チームが0対5で敗れたため、初黒星(0勝、防御率5.59)を喫した。

藤浪は2点を先制してもらった直後の1回裏を2つの三振を含む三者凡退に抑える最高のスタートを切り、2回裏も一死から四球を与えたものの、ミゲル・ロハスをショートゴロ併殺打に仕留めて打者3人で終了。ところが、3回裏は三者連続四球で無死満塁のピンチを招いた。しかし、このピンチをフレディ・フリーマンの犠飛による1点のみに抑え、4回裏は四球と暴投で無死2塁となったが、トレイス・トンプソンのショートライナーが併殺となり、結果的に打者3人で終了。5回裏二死からパトリック・マジーカに二塁打を浴びたところで降板したが、5回途中1安打1失点とまずまずの投球を見せた。

前田は初回先頭のオジー・オルビーズに3号先頭打者アーチを被弾し、立ち上がりにいきなり失点。2回表は四球と盗塁で二死2塁のピンチを招き、ジョシュア・フエンテスにタイムリーを浴びて2点目を失った。3回表は2本のヒットで一死1・2塁となり、マーセル・オズナに1号3ランを献上。4回表は初めて無失点に抑えたが、四球と味方のエラーで1・2塁のピンチを背負うなど、苦しいピッチングとなった。結局、三者凡退のイニングが1度もないまま4回5安打5失点で降板。先発ローテーションの一角として開幕を迎えることが確実視されているが、シーズン開幕に向けて不安を残す投球となった。

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