北川景子が「女神の教室」クランクアップ!「子育てと仕事をしながらでも、社会とのつながりを持てるんだという自信にもなりました」

フジテレビ系連続ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」は、本日3月20日放送・第11話が最終回。主演の北川景子、共演の山田裕貴、及川光博のクランクアップ時のコメントが到着した。

「女神の教室~リーガル青春白書~」は、未来の法曹界を担う若者たちが通うロースクール(法科大学院)を舞台に、裁判官で実務家教員の主人公・柊木雫(北川)と彼女を取り巻く人々が、自身の価値観をぶつけ合いながら法曹界のあり方を問うリーガル&ロースクールエンターテインメント。柊木が「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、ロースクールで「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開。“司法試験合格”という目先のゴールばかりにとらわれるロースクールの現実に、新風を巻き起こす。

最初に撮影を終えたのは、藍井仁役の山田。北川が藍色の花束を山田に渡すが、北川の目には涙が浮かんでいたようで、その姿に山田も「もらい泣きしちゃう…」と感極まる。そして、「人生に何も意味を見いだせない役をやってみたかったのですが、それが今回かなうとは思いませんでした。でも実際にやってみたらすごく難しくて…。みんなとあまり関われないし、それが少し寂しくもありましたが、それは藍井のキャラとしてはいいのかなと思いつつ」と苦労も明かし、「そんな中でも、この現場に来たら楽しいなって(自然と)笑っていたり、またみんなに会いたいなって思わせてくれたり、本当にありがとうございます! 北川さんの月9初主演作に関われたこともありがたいですし、学生役のみんなともっとお芝居の中でしゃべれたらよかったなと思います。この役になってから現場であまりしゃべらなくなったので…普段はもっとしゃべるんです!(笑)。スタッフの皆さんとあまりコミュニケーション取れなかったと思うんですけど、次また別の現場でお会いした時は明るく話しかけていただけたらうれしいです」とにこやかに締めくくった。

続いて、守宮清正役・及川も、北川とのシーンでクランクアップ。恩師と元教え子という間柄を演じた北川と抱き合って互いをねぎらいつつ、「お世話になりました。オリジナルストーリーということで、どういう展開になっていくのかハラハラしつつ、またそれを楽しみつつ参加させてもらいました。またいつか皆さんと、できればマスクを外した状態でご一緒できますよう精進してまいります。ミッチーでした、チャオ!」と爽やかな“ミッチースマイル”で、スタッフと共演者に感謝を伝えた。

そして、教員役では最後のクランクアップとなった主演の北川は、ロースクール時代の同期・横溝太一役を演じた宮野真守と共に撮影終了。夜遅くまで続いた撮影の中だったが、苦楽を共にした監督から花束を受け取ると、「今回は『ブザー・ビート』(同系)の時にご一緒した野田(悠介プロデューサー)くんからお話しをいただいたので、それだけですぐ“出演したい”と思っていました。そこから実際に台本を読んでみて、人と向き合うことや話し合うことの大切さ、何かを一からじっくり考えることの大切さを、人との関係が希薄になっている今だからこそ描ける作品に参加できてすごくうれしかったです」と絆を感じさせ、「すてきなスタッフ、キャストの皆さんと一緒に“いい作品を作りたい”と、一つの目標に向かって過ごせたのはかけがえのない日々でした」と振り返った。

加えて、自身が1児の母でもあることを踏まえ、「個人的な話にはなりますが、子どもを生んだ時に“もう連続ドラマの現場に携わっていくのは難しいかな”と感じていました。でも、この場に立たせてもらっているのは、本当に皆さんのご協力のおかげだと思っています。まだまだドラマ制作に携わっていたいという熱意というか野心を再び持つことができて、子育てと仕事をしながらでも、社会とのつながりを持てるんだという自信にもなりました。本当に皆さんのおかげでした! 長い時間ありがとうございました!」と率直な心境と、今後への俳優としての活動への思いを明かした。

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