149年の歴史に幕、今月末に…熊谷・成田小、閉校式で校舎に別れ 星宮小と統合され、来月に新校開校へ

校旗を小林哲也市長(左)に返納する新井麻起校長=16日、熊谷市立成田小学校

 今月末で149年の歴史に幕を閉じる埼玉県熊谷市立成田小学校(新井麻起校長、児童442人)で16日、閉校式が行われ、児童や職員が思い出の詰まった校舎に別れを告げた。

 同校は上之村学校として泰蔵院に明治7(1874)年に創立。ピーク時の昭和59(1984)年には1021人の児童が在籍していた。少子化の影響で児童数は減少しており、市立星宮小と共に統合され、4月に成田小の場所に新たに成田星宮小が開校される。

 閉校式で新井校長は「成田小は閉校するが、新たに成田星宮小となり、一歩一歩まい進していく」とあいさつ。児童代表で6年生の中村奏太さん(12)は「成田小で多くのことを学べたことを誇りに思う」と語った。新井校長が小林哲也市長に校旗を返納し、市長からは新井校長に記念プレートが贈呈された。

© 株式会社埼玉新聞社