地元チーム観客増へ 八王子桑志高校の挑戦

3月18日、八王子市のプロバスケットボール・ビートレインズの試合が行われ、多くの観客で盛り上がりました。大会成功のカギとなったのは、地元の高校生たちによるあるプロジェクトです!

2月に八王子桑志高校で、あるミーティングが行われていました。テーマは、地元のプロバスケットボールチーム・八王子ビートレインズの試合の観客増員です。チームから相談を受け、生徒たちがプロジェクトを立ち上げました。チームスタッフと一緒に、ポスター制作やSNSで告知する係などグループに分かれて作業を進めました。

今回携わるのは、プロスポーツのイベント。少しでも多くの人にチケットを購入してもらい、興行的にも成功に導かなければなりません。初めて背負う責任の大きさに、緊張した表情の生徒たち。それでも、スケジュールは待ってくれません。試合までの時間は、あとわずかでした。

ビートレインズのホーム、エスフォルタ・アリーナ八王子のすぐそばにある狭間駅前の商店街では、雨の中でも八王子桑志のメンバーたちが、スタンプラリーの台紙などを配っていました。雨に濡れながらもポスターを運び、顔を赤くしながら初めての営業活動を経験し、一歩ずつ前に進むプロジェクト。

そして、遂に試合の日がやってきました。会場にはチームから八王子桑志高校へ、「今日まで本当によく頑張りました!楽しんでもらえる1日にしましょう!」とメッセージが書かれていました。

当日もボランティアとして参加した生徒たちの耳に飛び込んできたのは、スタンドからの大声援でした!集まった観客はおよそ700人と、前日の試合と比べ倍近くの観客が集まりました。

桑志高校は、これからもビートレインズとともに八王子の街を盛り立てます。「ゴー!トレインズ!」

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