古川雄輝、本田響矢が「私と夫と夫の彼氏」で堀田茜と三角関係に。OPテーマは学芸大青春の「ヤマアラシのジレンマ」に決定

古川雄輝と本田響矢が、テレビ東京で2023年内に放送予定の連続ドラマ「私と夫と夫の彼氏」(日時未定。Paraviでは3月28日午後7:00から第1〜5話、4月11日午後7:00から第6〜10話の独占先行配信)に出演することが分かった。さらに、メインビジュアルが公開され、オープニングテーマが学芸大青春(がくげいだいじゅねす)の「ヤマアラシのジレンマ」に決定した。

堀田茜が主演を務める「私と夫と夫の彼氏」は、SNSでも面白いと話題沸騰中の綾野綾乃氏による同名人気コミックが原作。夫婦間の現状をテーマに、セックスレス×不倫×BL要素を融合した作品で、既存の概念にとらわれない夫婦の形や、人を愛することについて掘り下げるヒューマンラブストーリーとなる。夫の不倫相手は妻の元教え子で、しかも不倫相手の彼はかつての先生のことも、先生の夫のこともどちらも愛しているという、いびつな三角関係から、夫婦は元の形に戻ることができるのか? それとも別れるのか?

古川が扮(ふん)するのは、主人公・美咲(堀田)のことを人として愛しながらも、美咲のかつての教え子と不倫している夫・仲道悠生。本作への出演について、古川は「女性と婚姻関係にあり、男性ともお付き合いをしているという難しい役柄ですが、堀田さん、本田くんと共に、楽しくそして真剣にそのテーマについて考えながら演じさせていただいています」と報告、「さまざまな愛の形がある中、人として誰かを愛するということについて深く考えさせられる作品でもあります。3人が幸せを見つけるまでのストーリー、楽しんで見ていただけたらうれしいです」と期待を込める。

一方、その悠生の不倫相手・伊奈周平を演じる本田は、「周平は、僕が今まで出会ったことのないポリアモリーというものを持った人物です。それは恋愛の対象が性別関係なく、たくさんの人を同時に愛せること。このことについて撮影前にたくさん勉強しました。ポリアモリーであることをまだしっかり自覚できていないからこそ、戸惑い苦悩してきた分、そんな彼は自分を取りつくろう生き方をしているんだろうな、と思う瞬間が多々ありました。だからこそ、周平の一番近くで寄り添って、ワンシーン、ワンシーン感情をかみ砕きながら演じました。『愛』この言葉の意味について、皆さまがこの作品を通して少しでも考えるきっかけが生まれたらうれしいです。少しいびつな三角関係をお楽しみください」と難しい役どころを伝え、見どころをアピールしている。

そして、オープニングテーマ「ヤマアラシのジレンマ」を担当する学芸大青春は、東京・学芸大学駅付近で共同生活を行いながら全国に青春を届けるべく、彼ら自身の姿とイラストレーター・冨士原良氏がデザインを手掛けた2次元キャラクターと、実在する3次元の姿で活動を行う5人組男性グループ。今回の楽曲は、“隣に居たいだけなのに傷つけてしまう”という切ない歌詞がドラマの世界観と重なり、盛り上げていく。

学芸大青春は「今回オープニングテーマに選んでいただいた『ヤマアラシのジレンマ』という楽曲は、新型コロナウイルスがまだ日本中で猛威を振るっていた時期に制作し、ずっとリリースを温めてきたとても大切な楽曲です。世の中の常識や情勢が目まぐるしく変化していった中で、『生きづらさ』や『息苦しさ』を感じながらも『人との距離感』をうまく保つことが、当たり前のスキルとして求められる時代になってしまったと思います。でも『当たり前』が何なのか、時折分からなくなりませんか? そんな『当たり前』が苦手な人たちの心に寄り添いたくて作った曲でした。そんな『ヤマアラシのジレンマ』が『私と夫と夫の彼氏』のオープニングテーマという大役を担えることになり、スタッフもメンバーも含めてチーム学芸大青春の全員が、とてもうれしく思っています! ドラマと併せて、ぜひ『ヤマアラシのジレンマ』のこともよろしくお願いします!」と楽曲制作の経緯を明かし、メッセージを明かしている。

高校教師・美咲には、インテリアデザイナーでハンサムな誰からもうらやましがられる自慢の夫・悠生がいる。しかし、そんな美咲にも悩みはあった。悠生は美咲に触れようとせず、セックスレスなのだ。求めても突き放される日々に不安を抱いた美咲は、結婚記念日にセックスをする約束をする。年に一度でもセックスをしてくれるのなら、悠生は自分のことを女として見ていないわけではないと、自分に言い聞かせる美咲。結婚記念日当日、帰りが遅い悠生を心配した美咲は、玄関の前で大きな音がしたことに気が付く。そして、ドアスコープから外をのぞくと、悠生が男性(本田)とキスをしている姿が映っていた。動揺する美咲に、玄関を開けた悠生が「実は付き合っている男性がいる」と告白する――。

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