サッカー=ドリブルを研究した三笘、ブライトンの快進撃をけん引

[20日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグ、ブライトンでは今季、三笘薫(25)がファイナルサードでのスピードと動きでチームをけん引している。

三笘は筑波大学の体育専門学群で学び、ドリブルについて研究。「なぜ、自分のドリブルは抜けるのか」という卒論にまとめた。チームメートの頭にカメラを装着し、攻撃の選手がパスを受けたときの反応や視野について観察したという。

三笘はJ1川崎で活躍した後、欧州に移籍した。そして現在ブライトンでは正確なボールコントロール、ドリブルでの自在な加速と減速を駆使。類まれな才能の持ち主とみられていた同選手は、欧州で最もフィジカルなリーグの一つとされるプレミアリーグでドリブル技術をマスターした。

その三笘は相手の重心をずらすことを意識しており、相手の体を動かすことさえできれば自分の勝ちだと述べたことがある。ブライトンのロベルト・デゼルビ監督は「三笘はチームにとって貴重な選手。彼はラスト25メートルでの1対1の対戦を最も得意とする選手のひとりだ」と高く評価している。

同選手はブライトンでの1シーズン目、ここまで18試合に先発して9得点、4アシストをマーク。チームはリーグ戦25試合を終えて、暫定7位につけている。

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