メキシコ惜敗、落胆広がる 「夢破れる」

 【ロサンゼルス共同】夢は破れた―。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝で日本と対戦したメキシコでは20日、終始試合の主導権を握りながら土壇場で勝利を逃す劇的な幕切れに落胆が広がった。

 首都メキシコ市のレストランでは、多くのファンが熱戦をテレビで見守った。九回裏に村上選手が逆転サヨナラの一打を放つと「おおっ」と嘆く声が上がり、両手で頭を抱える人の姿もあった。

 歯科医のルイス・オルテガさん(50)は「(先発の)サンドバル投手は完璧な投球だった。メキシコの守りは崩せないと思ったが…」と悔しさをにじませた。一方、日本の大谷選手、吉田選手らの活躍もたたえた。

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