
[ジャカルタ 21日 ロイター] - インドネシア議会は21日の本会議で、中央銀行のペリー・ワルジヨ総裁(64)の再任を全会一致で承認した。2期目(5年)を務める。
再任は前日の議会金融委員会で承認されていた。ワルジヨ氏は前日に同委で、世界的な不透明感を背景に「安定志向」の金融政策スタンスを2024年まで継続する方針を表明。
昨年8月から今年1月にかけて実施した計225ベーシスポイント(bp)の利上げで年内にインフレ率を目標レンジ内に戻せるとしたほか、世界的な市場の動揺を乗り切るために通貨安定化策に注力するとの方針を改めて示した。
ワルジヨ氏は今回、唯一の総裁候補だった。現在の1期目の任期は5月に終わり、再任により2023年から28年まで総裁を務める。