【センバツ】慶応、延長10回サヨナラ負け 18年ぶり勝利ならず

延長タイブレークの末、サヨナラ負けした慶応ナイン=甲子園(立石 祐志写す)

 第95回選抜高校野球大会は21日、兵庫県西宮市の甲子園球場で2回戦3試合が行われ、5年ぶり10度目の出場となる慶応は1―2で仙台育英(宮城)に惜敗した。18年ぶりのセンバツの勝利とはならなかった。

 慶応は1点を追う九回、代打の安達英輝内野手(3年)が左前に同点打を放ち同点とした。しかし、延長十回表は無得点で終わり、同裏2死からサヨナラ打を浴びた。

 甲子園で指揮を執るのは春夏通じて3回目となった森林貴彦監督(49)は「非常に素晴らしい経験だった。これからまたチームも自分も成長したい」と語り、主将の大村昊澄内野手(3年)は「最高の舞台だったが、このままでは終われない」と今夏を見据えた。

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