カラフルな恐竜 瀬戸内で疾走!? コミカルな光景に笑いと拍手

ティラノサウルスの着ぐるみで力走する参加者

 恐竜の着ぐるみをまとって走る「第1回ティラノサウルスレースinせとうち」が21日、瀬戸内市邑久町豊原の邑久浄化センター生涯スポーツ広場で開かれた。カラフルな恐竜がグラウンドを疾走するコミカルな光景が広がり、会場は笑いと拍手に包まれた。

 新型コロナウイルス禍で我慢を続けた子どもたちを笑顔にしようと有志が企画。「成獣」(中学生以上)と「幼獣」(小学生以下)のレースに市内外の約160人が挑んだ。

 成獣には約90人が臨み、ポリエステル生地を膨らませ2メートルを超す高さになった赤や黄、白のティラノサウルスが勢ぞろい。長い首を振り回し、短めの足をもつれさせながら約70メートルの直線を駆け抜けた。

 幼獣の部は、かわいらしい恐竜のコスチュームや帽子で着飾った子どもたちが走った。出場した備前市の団体職員(31)は「足が上がらず走りにくかったが、とても楽しいレースだった」と話した。

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