雲広がる彼岸中日 家族ら墓参り 25日までは雨予報

墓前で手を合わせる人たち=岡山市・東山墓地

 春の彼岸中日の21日、岡山県内は全域で雲が広がる天気となった。各地の墓地や寺では家族連れらが墓前に切り花や線香を手向ける姿が見られた。

 岡山市中区平井の東山墓地では小雨が交じる中、水おけやほうきを手にした人たちが訪問。墓石を拭き、草を抜いた後、静かに手を合わせて先祖の霊を慰めた。夫婦で足を運んだ女性(82)=同市南区=は「みんな元気で過ごしていると報告した。見守ってほしい」と話していた。

 各地の最高気温は、岡山市中心部14.5度(平年15.3度)、倉敷市14.3度(14.3度)、津山市12.1度(14.2度)などで、おおむね平年並み。岡山地方気象台は「25日までは前線や低気圧の影響で、雨が降るだろう」と予報している。

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