4月8日(土)・9日(日)は渋谷の日本酒イベント「SAKE PARK」で乾杯しよう♪

4月8日(土)・9日(日)、東京・渋谷のMIYASHITA PARKにて、日本酒のイベント「SAKE PARK」(サケパーク)が開催されます。全国からいま勢いのある注目の酒蔵やクラフトサケ醸造所が計26社、2日間限定で渋谷に集結。普段はなかなか味わえない日本酒やクラフトサケの飲み比べ、有名レストランのフードメニュー、発酵食品とのペアリングなどが楽しめます。春の注目イベント、その見どころをご紹介。

MIYASHITA PARKでフォトジェニックな写真も撮影!

天気の良い日は青空の下で春を満喫できるMIYASHITA PARK

イベントの会場は東京・渋谷駅から徒歩約3分のところに位置するMIYASHITA PARKの芝生広場。飲食店やアパレルブランド、レコードショップなど約90の個性が豊かなお店が軒を連ね、ホテルも隣接している低層型複合施設です。

屋上にはスケート場やボルダリングウォール、開放的な芝生の広場もあり、人々の憩いの場となっています。流行に敏感な若い世代や、緑のある空間で癒やされたい人、ショッピングを楽しみたい人など、さまざまな目的で人々が集う場所。

夜景も美しいMIYASHITA PARK

「そんな話題のスポットで多種多様な人々が日本の酒文化を知るきっかけをつくり、酒業界の未来を創る一助となりたい」と発起人の山本典正氏(平和酒造・代表取締役)は語ります。まずは参加蔵の顔ぶれをチェックしてみましょう。

出店酒蔵のロゴマーク

【出店酒蔵】(予定) ※北から順に、酒造会社名・県名・代表銘柄名を記載

上川大雪酒造・北海道・上川大雪/八戸酒造・青森県・陸奥八仙/南部美人・岩手県・南部美人/大沼酒造店・宮城県・乾坤一/仁井田本家・福島県・にいだしぜんしゅ/会津酒造・福島県・山の井/月の井酒造店・茨城県・月の井/土田酒造・群馬県・土田/富美菊酒造・富山県・羽根屋/せんきん・栃木県・仙禽/若駒酒造・栃木県・若駒/寺田本家・千葉県・五人娘/泉橋酒造・神奈川県・いづみ橋/天領盃酒造・新潟県・天領盃/阿部酒造・新潟県・あべ/吉田酒造店・石川県・手取川/宮坂醸造・長野県・真澄/本田商店・兵庫県・龍力/松瀬酒造・滋賀県・松の司/秋鹿酒造・大阪府・秋鹿/元坂酒造・三重県・酒屋八兵衛/平和酒造・和歌山県・紀土/酔鯨酒造・高知県・酔鯨

左から山の井/若駒/酔鯨/紀土 ※当日提供されるお酒の銘柄と異なる場合もあります

【クラフトサケ醸造所】

稲とアガベ醸造所・秋田県、ぷくぷく醸造・福島県、LIBROM CRAFT SAKE BREWERY(リブロム)・福岡県

全国各地から集まる地酒や、近年その味わいの幅広さや斬新な取り組みから人気を高めているクラフトサケが勢ぞろい!ちなみにクラフトサケをご存じでしょうか?クラフトビールやクラフトジンは聞いたことがあるけれど、クラフトサケをよく知らない方も多いのではないでしょうか。

渋谷の若者に支持されそうな日本酒の新顔、クラフトサケも登場

クラフトサケとはクラフトビールのように小規模な醸造所で作られたお酒で、日本酒と同じように、酒米を原料に作られますが、醸造の過程でさまざまな副原料を加えることで、従来の日本酒にはない味や香りが楽しめる醸造酒のことです。

例えば参加予定の「稲とアガベ」は有機肥料すら使用していない自然栽培のササニシキを原料に、精米歩合90%とほとんどを削らずに作られたマニア必見のお酒を醸しています。一方、福岡市の街中で造られる「LIBROM CRAFT SAKE BREWERY」は、副原料に食べられるお花“エディブルフラワー”を使用したお酒などで有名。

これら日本酒の新顔たちは、日々、移り変わる流行や最先端のカルチャーに敏感な人々が集まる渋谷の街にとてもマッチしています。

チーズや味噌、お酢など発酵食品のおつまみが充実

庄分酢のお酢/梶田商店の醤油/カクキューの味噌/チーズ工房【千】senのチーズ

両日とも正午から19:00(予定)まで開催され、おつまみのフードも販売されています(フードはそれぞれのブースで会計)。

日本の伝統食品である発酵食品や、有名レストランのシェフが提供するスペシャルフードも楽しめるのが魅力。五十嵐美幸シェフの有名店「中国料理 美虎」(ミユ)をはじめ、都内の飲食店が5店舗も出店。日本酒ビギナーの方でも、おいしいおつまみとともに気に入ったお酒に出会えそうです。

【フード出店】(予定)

カクキュー八丁味噌(愛知県・八丁味噌)/カネサ鰹節商店(静岡県・鰹節)/日和(東京都・レストラン)/株式会社庄分酢(福岡県・お酢)/チーズ工房【千】sen(千葉県・チーズ)※9日のみ/燗酒家ガッツ(東京都・レストラン)/中国料理 美虎(miyu) (東京都・レストラン)/天洋丸(長崎県・魚加工品)/焼鳥國よし&ホップデュベル(東京都・レストラン)/sake restaurant & shop めでたし(東京都・レストラン)/株式会社梶田商店(愛媛県・醤油)

上川大雪酒造の新山仁氏。「このロゴマークが目印です」

入場料は不要で、有料試飲を楽しむにはチケットが必要になります(フード会計には、チケットは使えず)。当日チケット(10枚セット2,500円~\)も購入できますが、クラウドファンディング「Makuake」ではお得な先行販売チケットも購入できます。4月7日まで。

例えば25%OFFになる「酒チケット14枚&イベント限定デザイン升セット」3,000円(税込)。グループで行くのであれば、27.5%もOFFになる「酒チケット30枚&イベント限定デザイン升セット」税込5,800円もおすすめです。

当日は酒チケット1枚あるいは複数枚で、酒1杯と交換できます。当日はイベント限定のデザイン升も販売される予定です。

茨城県から参加する月の井酒造店。蔵元の坂本直彦氏

クラウドファンディング「Makuake」ではすでに目標金額の400 %を達成しているとのこと。当日チケットが完売になる勢い。「Makuake」ではイベントの前夜祭や、アフターパーティー(4月8日の夜に開催)なども企画されているようです。

渋谷は世界への発射台!日本の酒文化をグローバルに広げたい

左がマクアケ 代表取締役社長の中山亮太郎氏、右が平和酒造 代表取締役社長の山本典正氏

2月には記者会見も開催され、平和酒造の山本社長は次のように語りました。「1970年代をピークに減産が続く日本酒業界の現状を変えるため、日本酒に触れる機会の少なかった若い世代や、海外の方々へのさらにアプローチができるイベントを開催したいという思いからこのイベントを企画しました」。

今回の参加蔵はそういった志をともにし、ものづくりの考えがしっかりしているところばかりだとのこと。中には南部美人、平和酒造など海外でも活躍している蔵もあるので、外国人の方にもおすすめのイベント。今後は定期開催したいと意気込みを語りました。

左から真澄/乾坤一/KINO(帰農、元坂醸造)/上川大雪 ※当日提供されるお酒の銘柄と異なる場合もあります

一方、記者会見の会場ともなった本社が渋谷区にあるマクアケからは、代表取締役社長の中山亮太郎氏が登壇。「平和酒造のKIDを味わってから私も日本酒が好きになりました。日本酒の力を信じています。渋谷はグローバル・ジャンクション。まさに世界への発射台だと思っています」とコメントされました。

日本酒を通して、国籍・性別・年代を超えて、日本の食文化、ものづくりを伝え広めていくイベント。春風を感じながら、日本が誇る酒文化、食文化をこの機会に体験してみてはいかがでしょうか。

イベント概要
開催日程:2023年4月8日(土)・9日(日)
場所:渋谷区立宮下公園 芝生ひろば(予定) 東京都渋谷区神宮前6-20-10※雨天決行、荒天中止

詳しくは公式ホームページをご覧ください

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