関東学院大の横浜・関内キャンパスにブックカフェ 有隣堂とコラボ、学生以外も利用可

関東学院大学横浜・関内キャンパス地下1階にオープンした「BACON Books & cafe」=横浜市中区

 4月に開校する関東学院大学横浜・関内キャンパス(横浜市中区)内にブックカフェ「BACON Books & cafe」がオープンした。同大と有隣堂(同)が連携して運営。学生以外の市民も利用でき、本をきっかけに多世代が集う文化的交流拠点の創出を目指す。

 17日にオープンした店名の由来はイギリスの哲学者フランシス・ベーコン。大学構内にある書店らしく、研究活動の基礎となるような古典的名著を軸に5600冊の本が並ぶ。哲学や思想、歴史、美術などを中心にした骨太のラインアップは「若いうちに出会ってほしい本」や「大人になってからの学び直し」をテーマに有隣堂の選書チームが選んだ。

 岩波文庫や講談社学術文庫なども豊富にそろっているほか、話題の文芸書・人文書も販売。今後は同大の教員が選んだ書籍を紹介する企画なども計画しているという。

 カフェスペースでは店名にちなみ、ボリュームのあるベーコンを使ったアメリカンシーザーサラダやチキンオーバーライスのほか、パティシエが開発したスイーツも提供。夜はアルコールも楽しめる。担当者は「落ち着いて本格的な食事ができる空間にしたので、関内エリアで働く会社員などにも使ってもらえたら」と話している。

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