岡山城でブレイクダンス全国大会 14歳以下は倉敷の柚木さん優勝

 パリ五輪で初採用となるブレイクダンスの全国大会(NPO法人日本ブレイクダンス青少年育成協会主催)が21日、岡山城下の段広場(岡山市北区丸の内)で開かれた。アクロバティックなパフォーマンスが次々と繰り出され、14歳以下の部で倉敷市立東陽中2年柚木浪漫さん(14)が優勝した。

 15歳以上、回転技などを繰り出す「アームレス」と合わせた3部門に男女約110人が出場。1分程度で技を披露し、予選と決勝トーナメントで難易度や表現力などを競った。

 選手は軽快な音楽に合わせ、片手で逆立ちをしながらポーズを決める「マックス」や、背中を床につけ両脚を広げて回転する「ウインドミル」といったダイナミックな動きを即興で表現。観客も声援や拍手で盛り上げた。

 柚木さんは「オリジナルを含め20種類くらいの技がばっちり決まった。この勢いで他の大会も優勝したい」と話した。

 フランスで4月に開かれる国際大会への出場権をかけた15歳以上は、熊本県の村山楓馬さん(19)が優勝した。

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