前回王者は改造のオーガスタ13番をチェック済み「間違いなく難しく」

改造後のオーガスタ13番をすでにチェックしたというシェフラー※撮影はプレーヤーズ選手権(撮影/田辺安啓(JJ))

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 事前(21日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

昨年4月の「マスターズ」を制した世界ランキング1位スコッティ・シェフラーが、改造されたオーガスタナショナルGCの13番(パー5)をすでに下見したことを明かした。

シェフラーにとって連覇がかかる2週後のメジャーの大きなトピックは、かねて改造がうわさされていた13番のリニューアル。4月6日に開幕する今年の大会から、35yd延長されて545yd設定で行われることが発表されている。

ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」開幕前日の会見で質問を受け、すでに改造後のホールをプレーしたことを明かした。

「だいぶ長くなったね。間違いなく難しくなった」と強調しつつ、ティショットに関しては打ちやすくなった部分もある様子。フェードヒッターのシェフラーは、1Wで左へ曲がるコースなりのドローボールを打っていくことについて「(失敗する)リスクに見合わないので、あまりやらない」と話す。そのため、昨年までは3Wでフックをかける攻め方が定石だった。

ティイングエリアが後ろに下がって距離が伸びたことで、1Wを握っても正面の松林まで突き抜ける心配はなくなったという。「それが僕にとって一番大きな変化。今年はドライバーで(左ドッグレッグの)コーナーに向かって打ち出す。以前は3Wで打っていたところに、ドライバーで打つようになったんだ」と説明した。(テキサス州オースティン/亀山泰宏)

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