神奈川・秦野「大使」でシンガー・ソングライターの立石純子さん、故郷に恩返し

募金箱を設置した立石さん(右)=秦野市平沢

 神奈川県秦野市の「はだのブランドアンバサダー」で、シンガー・ソングライターの立石純子さん(36)が音楽活動10周年の公演を前に、市の名水や森を守ることなどを目的とした募金を呼びかけている。

 募金箱は市内飲食店など約15カ所に設置され、「子どもたちにきれいな水を」「自然を守ろう」「市内の保育園に楽器を」と3種類の目的別に用意した。7月開催の10周年公演のチケットは前売り5500円(当日6千円など)だが、3種のチャリティーチケット各6千円も発売中。集まった寄付金は関係団体に寄付するなどし活用する。

 「今まで培ってきた音楽を通じてチャリティーをしたい。周りの人たちを幸せに、喜んでもらえるように」と、ふるさとへの“恩返し”を考えた立石さん。期間は6月末までの予定だが「7月をゴールではなく(目標達成に向けて)柔軟に対応したい」と話している。

 10周年公演は7月1日にクアーズテック秦野カルチャーホール(同市平沢)で開催。秦野市民は観覧無料。

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