横浜の小中学生、規格外トマトでケチャップ開発 25日にはマルシェで販売も

開発したケチャップを手にする小中学生たち

 横浜市内の小中学生らがこのほど、地元産のトマトを使ったケチャップを開発し、同市都筑区のJA横浜「ハマッ子直売所メルカートきた」で販売した。

 民間事業者が農業体験とビジネス体験を組み合わせ、小中学生を対象に展開する教育プログラム「根っこ塾」の一環で、参加者は昨年から商品開発に挑戦してきた。食品ロス削減も視野に入れ、市内の農園や料理店などの協力を得ながら規格外のトマトをケチャップに変身させた。

 今月5日にあった直売所での販売会では、子どもたちが元気な声で接客。「塩っ気があっておいしい」と男性客が言うと、参加した小学5年の秋山公輝さんは「自分たちが作った商品が実際に売れるのはうれしい」と笑顔を見せた。

 25日には、市営地下鉄センター北駅周辺でのイベント「みなきたマルシェ」(同区)での販売も予定されている。問い合わせは、根っこ塾電話045(912)0981。

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