【新日本】高橋ヒロムがリオ・ラッシュに大苦戦するも執念のV2!TMDK入りのロビー・イーグルスが次期挑戦者に名乗り

新日本プロレスは3月21日(火・祝)、新潟・アオーレ長岡にて『NEW JAPAN CUP 2023』決勝戦を開催した。

NEW JAPAN CUP 2023
日時:2023年3月21日(火・祝) 15:30開場 17:00開始
会場:新潟・アオーレ長岡
観衆:3,384人(満員)

セミで行われたIWGPジュニアヘビー級選手権試合では王者 高橋ヒロムが挑戦者であるリオ・ラッシュの驚異のスピードと身体能力の高さに大苦戦するも、最後はTIME BOMB IIで勝利をおさめ2度目の防衛に成功した。

<試合結果>

▼第7試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<第93代チャンピオン>
高橋 ヒロム 〇
vs
<チャレンジャー>
リオ・ラッシュ ×
21分27秒 TIME BOMB II→片エビ固め

※ヒロムが2度目の防衛に成功

試合後、ザック・セイバーJr.が突如現れ、ロビー・イーグルスのTMDK入りを発表。

続いてVTRでロビー・イーグルスが高橋ヒロムに宣戦布告。

対するヒロムは「オイオイ、ザックが挑戦すんのかと思って、一瞬焦っちまったじゃねえか」と驚きを見せつつ、「ロビー・イーグルス、相手にとって何の不満もねえよ。最高じゃねえか」と次期挑戦者に名乗りをあげたロビーとの対戦を歓迎した。

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<写真提供:新日本プロレス>

■試合後バックステージコメント

ヒロム「ちょっとキツイでごわす……さすがにキツイでごわす……。もしあれだったら、ほんとに、(『NEW JAPAN CUP』)優勝決定戦終わるまでコメントできないと思うんで……どうぞ行ってもらっても大丈夫です……。ちょっとキツイでごわす……。乾杯……乾杯……乾杯……乾杯……。

いやぁ、たまんねぇ! リオ・ラッシュに弱点があると言いました。あれはウソです。弱点なんてありません。彼は最強です。でも、その最強な男より、少しだけ打たれ強く、そして強かったということだけです。はぁ……。リオ・ラッシュねぇ、昨日の会見でさ、『このベルトを獲れなかったら、次、何考えたらいいかわかりません』って言ってたよねぇ。『SUPER Jr.』に来てくれよぉ~。君みたいな男を逃したら、新日本プロレスはバカですよ。リオ・ラッシュ、また会いましょう。

それから……忙しいなぁ、オイ。ザックが……(次の挑戦者は)ザックだと思って一瞬ビビったじゃねぇか……。そしたらロビー・イーグルスですか? いつ、TMDK入ったんですか? 裏でどんな動きをしてるのかは読めてないんですけど、まぁTMDKなんでしょう。構いませんよ。ねぇ、俺は(連続)最多防衛(記録更新)を目指してるんでね、どんどん防衛しなきゃいけない。そんなスゲェ相手が、連続で相手になってる。俺も、楽しいですよ。もちろん、受けて立つよ。

両国(4.8)でロビー・イーグルス。もちろんやってやる。でも気に入らないのが、2回連続、ビデオメッセージでの挑戦表明ですよ。まぁね、わざわざね、(日本に)来てね、挑戦表明……お金もかかるでしょう。日本に住んでないからね。お金かかるでしょう……でもさ、やっぱさみしいよねぇ。目の前に来て挑戦表明されたいよ。まぁ次から次へと敵がいるのはいいことだけどよ、俺もさ、両国どうすんの? この挑戦表明なら、誰でもいいってことですよね?

じゃあ次ね、ロビー・イーグルスの防衛したあと、ばってん×ぶらぶらさんが、もしV(ビデオ)を送ってきたら、俺は挑戦を受けなきゃいけないんでしょうか? その答えはもちろん“ばってん”でしょう。(※ビールをもう一口飲んで)でも、挑戦相手がいるということは、すごくいいことだと思います。誰でももちろん受け付けるよ。でも今度はちゃんと、目の前に来てほしいな。いや、まだね、先のことを考えるのはやめましょう。4月は両国、ロビー・イーグルス、待ってるよ……。あぁ、疲れた! ハッキリ言う。スゲェ疲れた! はぁ、もう限界だ! 疲れた! 疲れた! 疲れたぁ!」

リオ「(※YOHの肩を借りて引き揚げてくる)座ってもいいか?(※と言ってフロアに座り込む)」

YOH「(※英語で)オーケー。おまえは負けたが素晴らしい試合だったよ」

リオ「すまなかった」

YOH「(※英語で)大丈夫だ」

リオ「最善を尽くしたんだがな……」

YOH「オーケー、イエス」

リオ「サンキュー(※と言ってYOHと握手をする。YOHが立ち去った後、しばらく息を整えてから)おそらくこれが、どのレスラーも直面する瞬間なんだろう。思いもよらなかったことに直面している気分さ。おかしいのは、今回の負けがここ数年で唯一の負けではないってことさ。俺は何回も負けて、多くの挫折を味わった。何度も蹴り倒され、地面に叩きつけられた。過去のことは十分だ。今、皆が見たことについてはもういい。問題は、次に何をやるかだ。時が教えてくれるだろう。一つ言えるのは、俺がするつもりのないことは、じっとしてることだ。もう一つは、敗北を受け入れること。なぜならば、敗北は永遠ではないからだ。(※立ち上がりながら片ヒザをつき)少なくとも俺の辞書にはない。俺は戻って来るよ。いつかもなぜかも今は言えないけど。だが俺はわかってる、必ず戻って来ると。そして俺が戻って来た時には、かつてないほど強くなっているだろう。心に目標を持っているんだ。その目標が何であれ、計画を立て、そして達成させる。(※立ち上がって)ここらにいるヤツ、試したいヤツは、数週間、数カ月、いつであろうと、俺はここにいるぞ。(※日本語で)アリガト……ゴザイマシタ」

ザック「ヘイヘイヘイ、TMDKに最新のメンバーが加わった。“ザ・ディーザー・オブ・スカイ”ロビー・イーグルスだ。まぁ、当然のことだけどな。マイキー(ニコルス)とシェイン(ヘイスト)がタッグリーグ戦中に声をかけていたんだ。ちょうどいいタイミングだったな。ロビー・イーグルスは以前、(IWGP)ジュニアヘビー級の王者だった。リョーゴク・コクギカンでもう1度、挑戦する。そして彼はベルトを取り戻す。TMDKの下に持ってくる。よく聞け。すでにTMDKにはヘビー級、スーパーヘビー級のメンバーがいる。ザック、シェイン、マイキー、(バッド・デュード)ティトがな。そしてフジタはジュニアヘビー級だが、まだ戦力としては物足りない。ジュニアヘビー級の怪物が欠けていた。それを埋めるのがロビー・イーグルス。彼はオーストラリアで最高のジュニアヘビー級戦士だ。いや、世界最高のジュニアヘビー級戦士。俺がTMDKのフロントマンになって3ヶ月。さて、そろそろ暴れまわろうか」

<写真提供:新日本プロレス>

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