岡山県美テーマの公募曲など披露 25日、開館35周年コンサート

 今年開館35周年の岡山県立美術館(岡山市北区天神町)は、開館日(1988年3月18日)を記念して25日、コンサート「県美ファンに贈る 小さな感謝祭」を開く。同館をテーマに公募した楽曲を岡山ゆかりの気鋭の音楽家らが演奏する。

 楽曲は昨年12月~今年1月に募集。県内外から3件の応募があった。このうちピアノとビオラの重奏を想定したメロディーと、小学生の元気なアカペラをベースにした2曲を、作者の思いとともに披露する。

 出演は、ピアニスト当真伊都子さん(倉敷市)、ビオラ奏者島田玲さん(岡山市)ら4人で、公募曲を含む約10曲を奏でる。装飾家能勢聖紅さん(同市)が曲に合わせ花を使ったアート作品を制作。出演者や能勢さんが同館の魅力を語るトークセッションもある。

 午後3時開演。先着180人。常設展の鑑賞券(一般350円、大学生250円、65歳以上170円、高校生以下無料)が必要。同館で24日開幕する「和田誠展」のチケットでも入場できる。問い合わせは同館(086―225―4800)。

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