岡山で桜開花 いよいよ春本番 気象台発表、平年より6日早く

 岡山地方気象台は22日、岡山市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より6日、昨年より4日それぞれ早い。1週間ほどで満開を迎える見込み。

 気象台職員が午後3時半ごろ、同市・後楽園にある標本木で、開花の基準となる5輪以上が咲いたのを確認した。

 岡山県内は高気圧に覆われて午後から広い範囲で晴れ、岡山市中心部の最高気温は23.1度(平年15.4度)を記録し5月上旬並みの陽気に。気象台は「今月に入ってから気温が上昇した影響で一気につぼみが開いた」としている。

 後楽園内にある約120本の桜は所々で淡いピンクの花を咲かせており、女性(67)=同市中区=は「開花を心待ちにしていたのでうれしい。春本番で気持ちがいいですね」と話した。

 22日は、ソメイヨシノを中心に約千本がある鶴山公園(津山市)でも開花した。

 後楽園東側の旭川河川敷一帯では31日から、4年ぶりの開催となる「岡山さくらカーニバル」が始まる。

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