おかやまマラソン EXPOも再開 要項決定、ステージや飲食・物販

「おかやまマラソン2023」の要項などを決めた実行委総会

 岡山市を舞台とする「おかやまマラソン」の実行委員会は22日、同市内で総会を開き、11月12日に開く2023年大会の要項を決めた。岡山の魅力をPRする恒例イベント「おかやまマラソンEXPO(エキスポ)」について、22年大会で新型コロナウイルスの感染対策として取りやめていたステージイベント、飲食・物販ブースの設置を再開する。

 EXPOでのステージ、ブース再開は政府のコロナ対策の緩和を踏まえた対応。実行委は22年大会で取り入れたランナーのワクチン接種・陰性証明の提出も求めない方針で、レース中以外のランナーのマスク着用、沿道での声援やハイタッチの自粛などについては今後詰める。

 決定した要項によると、大会はフルマラソンの定員を22年大会より3千人増やして1万5千人とし、5.6キロのファンラン(1400人)を復活。総定員はコロナ禍前と同じ1万6400人となる。出場申し込みはフルの岡山県民優先枠(2千人)が4月12~19日、それ以外は同20日から受け付ける。

 総会後、実行委の越宗孝昌会長(山陽新聞社相談役)は「県民はもちろん、全国の人に親しんでもらっている大会の良さを一層発揮できるよう準備を進めたい」と述べた。

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